渡真利のブログ

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【ザ・クロマニヨンズ】真島昌利の使用機材&音作りまとめ

今回はマーシーこと真島昌利の使用するギター、エフェクター等の機材やライブでのセッティングについて解説します。

ライブで使用されている機材が中心ですが、映像やレコーディングなどである程度表に出ている楽器についても一部取り上げています。

訂正や補足、この楽器も解説して欲しいなどの希望があれば是非コメント欄までお願いします!著作権とか面倒なので画像は基本載せていません。

現在のライブ使用機材

Gibson Custom Shop Les Paul Junior TV Yellow

現在、ザ・クロマニヨンズのライブでメインとして使用しているギター。
2006年、音楽雑誌GIGSの企画で試奏したのをきっかけに購入。ヒストリックコレクションの1957年製リイシューで、シングルカッタウェイ。ブリッジはバダスタイプの物に交換されている。

ライブではサブ用のギターとしてダブルカッタウェイの同機種が袖に用意されている。こちらのブリッジはバーブリッジのままの模様。

MAXON OD808

現在ライブで使われている唯一のエフェクター*1であり、レコーディングでもほとんどこの1台しか使用しないという。ギターソロの時に音量を稼ぐブースターとして使われている。通称「カエルちゃん」。
多い時は計3台使用している時期もあり、それぞれLP1~3と書かれたテープが張られていた*2
アルバム『CAVE PARTY』期よりLP2と書かれている物1台のみを使用。スイッチ部分には赤色のスイッチキャップが付けられている。

セッティングは概ね
OVERDRIVE:0
BALANCE:10
TONE:0-2
となっている。

・Marshall JCM2000 TSL100

現在ライブでメインとして使用しているアンプ。キャビネット1960A。使っている理由はどこにでも置いてあり入手しやすいからとのこと。

メインで使用するクランチChのセッティングは概ね
BASS, MIDDLE, TREBLE:フル10
GAIN:5-7
VOLUME:5-7
PRESENCE:3
となっており、GAINやVOLUMEはライブハウスによって調節する。
また、ライブでの演奏中にはギター本体のトーンノブも若干調節している(基本は10もしくはそれに近い模様)。

ギター

Gibson

Gibson Les Paul Special TV Yellow

ブルーハーツのデビュー時に入手した1958年製のギター。

Gibson Les Paul Standard

ブルーハーツ期(1988年頃)からハイロウズ期にかけて複数本を使用。
カラーはいずれもバースト系。

Gibson J-160E

ビートルズジョン・レノンジョージ・ハリスンも使用したギター。
アルバム『CAVE PARTY』のレコーディングなどで使用された。

Fender

Fender Stratocaster 1963

サンバーストのストラトキャスター
ブルーハーツ期に入手し、ソロツアーなどで使用していた。
ギター・マガジン1999年7月号の表紙もこの一本。

Fender Eric Clapton Stratocaster

レースセンサー・ピックアップを搭載したエリック・クラプトンモデル。
ハイロウズ期にはライブでも使用された。
アルバム『バームクーヘン』はほぼこの一本で録音されたという。

Fender Custom Shop Stratocaster

2000年前後に入手したソニックブルーストラト
ライブでは『グリセリン・クイーン』でお馴染み。
通称「水色くん」。

Fender Japan Telecaster

The Breakers時代に入手したブロンドのテレキャスター
その後ソロツアーでもメインギターとして使用された。
ブルーハーツや100 CLUBなど多くのステッカーが貼ってある。

Fender Telecaster Thinline

2ハムのサンバースト。ハイロウズ初期のライブで使用された。

Fender Mexico Joe Strummer Telecaster

The Clashのフロントマン、ジョー・ストラマーが愛用したギターを再現したモデル。
アルバム『GUMBO INFERNO』のリズムギターのほとんどはこれで録音されている。

Greco

・Greco EG-480

マーシーが初めて購入したエレキギター
1975年4月13日、父親と一緒に秋葉原ラオックスで購入した。

・Greco RG-120

Rickenbacker 360/12 Fireglo”のコピーモデル。
本家より音が良いとも語っており、ブルーハーツ時代から現在に至るまでレコーディングで愛用されている。
ライブでは『あの娘にタッチ』などでこのギターを使用している。

・Greco J-600E

Gibson J-160Eのコピーモデル。
『夕暮れ』のPVや『ナビゲーター』のライブでは甲本ヒロトが、『真夜中のテレフォン』のライブでは河口純之助がこのギターを(おそらく)演奏している。

・Greco RL-70

ブルーハーツ時代には『俺は俺の死を死にたい』、ハイロウズ期には『ビッグ・マシン』などをライブで演奏する際に使用された。
『ビッグ・マシン』では太めの弦を使用し、スライドギターとして使用していた。

・Greco RS-90

サンバーストや白など、複数所有している模様。当時のグレコのカタログに真島が出演しているため、グレコから提供された物かもしれない。
NHK『ジャストポップアップ』出演時の『チェルノブイリ』などではサンバーストを、『月の爆撃機』のビデオでは白を使用している。

Gretsch

Gretsch G6120W

『GiGS 2015年11月号』の表紙などで確認できる。

Gretsch G6118JR

その珍しい「昔のカブのような色」を見て衝動買いしたギター。

Gretsch G6138

ボ・ディドリーモデル。
レコーディングでは『キャデラック』の間奏部分、ライブでは『流線型』などで使用。

Rickenbacker

Rickenbacker 325V59 Mapleglo

Rickenbacker 330 Fireglo

『PUNCH』ツアーにおいて『リリイ』『長い赤信号』の2曲を演奏する際にこのギターに持ち替えた。『縄文BABY』のPVでも使用している。

その他

・Morris F-15?(品番不明)

当時はエレキとアコースティックの違いも分からなかったというマーシーが初めて購入したアコースティックギター
当時の価格は1万円程度で、武蔵小金井駅の近くにある楽器店で購入した。

・Diamond Les Paul Custom White

ブルーハーツ初期に使用していた白のレスポールカスタムモデル。
チューニングなどの問題があったようで、メジャーデビューの段階で使用しなくなった。

・Ampeg Dan Armstrong

アクリル製の透明なボディが特徴。ハイロウズ初期にライブで使用された。
本人曰く「すごくメタリックな音」とのこと。

・Martin HD-35

1992年頃に入手。セイモアダンカン製のピックアップが取り付けられている。
入手以来、なぜかマーシーではなくヒロトが演奏する機会が多く、ヒューストンズでのライブや『日曜日よりの使者』のライブなどで演奏されている。

・Martin D-45

ましまろでのレコーディングやライブで使用。
楽器屋で試奏した際にあまりの音の良さに感動し購入したという。

・ERNIE BALL Regular Slinky #2221

10-46のザ・王道のギター弦。張りたてのギラギラした音は唯一無二。

ピック

ライブで使用されるピックはティアドロップ型で、厚さは約1.0㎜程度である(測りました)。
親指と中指で挟み、人差し指を添えるようにする持ち方と逆アングルピッキング*3が特徴的。

エフェクター

・BOSS SD-1

ブルーハーツ期にギターソロの時にブースターとして使用。
セッティングは
LEVEL:7(2時)
DRIVE:3(10時)
TONE:不明(おそらく0-5の範囲内)
となっている模様。

・BOSS SDE-3000
・MAXON DD1000

デジタルディレイ。いずれもブルーハーツ期に使用。
セッティング等の詳細は不明。

その他ハイロウズ時代に多くの空間系や歪み系のエフェクターを使用していた。

アンプ

FENDER ( フェンダー ) '65 TWIN REVERB

レコーディングでは多様される。
『タリホー』や『夢のロッケンロール・ドリーム』などのレコーディングで使用。

・VOX AC-30

ブルーハーツ期にアルバム『STICK OUT』などのレコーディングで使用。詳細不明。

・Mesa Boogie Mark Ⅳ
・HIWATT LEAD 100R

ブルーハーツ期にライブやレコーディングで使用。
HIWATTはクリーン、Mesa Boogieは歪み用として使用していた。
セッティング等の詳細は不明。

・Custom Audio Amplifiers OD100
・MATCHLESS DC-30
・Marshall 1987
・Marshall JCM900

ハイロウズ前期の混沌としたアンプたち。この時期はエフェクターと同様、多くのアンプを使い分けて使用していた。
MATCHLESSはクリーン、Custom Audioはクランチ、Marshall2台は歪み用として使用していた模様。
セッティング等の詳細は不明。

 

*1:チューナー除く

*2:LPはレスポールの意味。当初はLPとST(ストラトキャスター)と書かれた2台を使用していた。

*3:佐久間正英氏の名前を取った「佐久間式ピッキング」としても知られる。佐久間氏はTHE BLUE HEARTSのアルバム『YOUNG AND PRETTY』やマーシーのソロ作品などのプロデュースも行っている。